「読書は夢に続く階段です。読書は、友情のかけ橋です。読書は、永遠に光り輝く宝物です。みなさんの、今日の読書が、自分のためになり、人のためになり、社会のためになり、世界を変えていくのです」(『希望の大空へ』より)――池田SGI会長は子どもたちに語っています。
創価学会では、現在、小学生を対象として「きぼう作文コンクール」(少年少女きぼう新聞主催)を、中学生・高校生を対象として「読書感想文コンクール」(未来ジャーナル主催)を開催しています。
これらのコンクールは、50年を超える歴史をもち、今や、“読コン”“作コン”の愛称で親しまれ、青少年が良書に触れる絶好の機会となっています。
ここでは、近年の入賞者が、感想の題材にした本の数々を紹介しています。
みなさんも手にとって、友人や家族と感想を語り合ってみてはいかがでしょうか。
人は何のために生き、何のために戦うのか?ロシアの戦乱の世に生きるコサック隊長ブーリバと熱き戦士達の人生を懸けた戦いを描く。
「先生」から自分の苦悩をさらけ出した遺書を受けとった「私」。友情をとるべきか、恋をとるべきか。人間のこころに潜むエゴイズムが綴られる。
貧しい少年ジョバンニと親友カンパネルラが織りなす銀河鉄道の旅。本当の幸せを求めて2人の旅は続く。
終業を告げる教会の鐘の音が鳴った。アメル先生は黒板に「フランス万歳!」と書いて「最後の授業」を終える。
舞台は昭和30年の大阪の街。黄土色の川の近くに住む少年の眼を通した、モノクロームな大人の世界。そして一夏の出会いと別れ。
「その声は、我が友、李徴子ではないか?」行方知らずの旧友との再会。語り明かされる旧友の数奇な運命とは。
不登校になり、ふとんから空を見上げる日々が始まった僕。筆者の実体験をもとに綴られた一つの不登校のかたち。
「人は幸福になるために生きている」というのはまやかしだという。一見、驚くべき主張だが、現実を見すえた言葉に思わず納得してしまう。
耳をすますと水底からカニの兄弟の無邪気な会話が聞こえてくる。そこへ、トブンと、よく熟したやまなしが。あなたの目の前に広がる幻想的な世界。
どうしても這い上がれない砂穴に取り残された男。たたみかけるように不条理は続く。精神が徐々に壊れていく怖さが…。
大病院を舞台に、余命宣告された3人の患者の「死に様」を描く。命の価値は、どこにあるのか。あなただったら最期の時をどう生きますか?
対話を通し、自身の無知を自覚することを教えた古代ギリシャの哲人ソクラテス。彼はアテネの民主主義によって殺される。しかし、本当に裁かれるべきは誰だったのか、弟子プラトンによる真実の告発。
平和とは?今、アメリカに住み、世界の国々にルーツを持つ8人の高校生がディベートで“原爆の是非”を問う。
時間どろぼうから時間を取り戻せ!少女モモが活躍する異色のファンタジー。
とある孤児院に自分の容姿に劣等感を持つ、赤毛の女の子がいた。思いがけぬ人生の転機が訪れ、新たな人との出逢いが彼女の人生を大きく変えていく。
色々な想いを抱えて、駅伝に臨む中学生たち。相手にタスキを渡した瞬間、葛藤の分だけ何かが大きく弾ける。
プールで25メートルしか泳げなかった僕が、海で1キロメートルの遠泳大会に出る。泳いだ先に見えてくる「何か」を信じて。
「恥の多い生涯を送ってきました。」そう語る主人公の生き様は、果たして他人の目にどう映っていたのか。
「何でも自分で決めて生きていくのは難しい」――そんな悩みがスッと軽くなるように語りかける魔女の魔法の言葉とは。
同級生に重傷を負わせた問題児の少年コールは、更生のため無人島に追放される。島での想像を絶する体験が、救いようのない彼の心を少しずつ変えていく。
「本当に大切なことは何か」とまっすぐ向き合えたなら、それはその人の人生の財産になる。コペル君の精神的成長は胸をアツくさせる。
アルジェリアの街オランにペストが発生した。外部と遮断された町で猛威をふるう疫病を前に、医師に、市民に、宗教者に、何ができるのか?
夏目漱石が絶賛した短編。古典を題材に、「長い鼻を持った僧」を主人公にした芥川龍之介独特のユーモアと人間洞察が光る。
図書館で自分と同じ名前の詩人が書いた本と出会った少年。詩人のつむぎだす言葉は少年に生きる強さを与える。
捨て犬きららは「タダ」で飼い主のもとへやってきた・・・。きららが人間に教えてくれたいのちの大切さ。
最近、おばあちゃんのあかりさんが認知症に。おかしな発言や行動に、家族はフラフラ。しかし、友達のふとした言葉で、あかりさんへの接し方を僕が見直すと…!
「心って、どこにあるの?」「おまじないって、本当にかなうの?」「どうして歌を歌いたくなるの?」「かみさまって、本当にいるの?」みなが聞きたい質問が一杯!
世界ではさまざまな通学路が。ロープやはしご、トンネル、船、犬ぞり…。日本の私たちから見るとそれはまるで”冒険”です。
戦争が起きると動物園の動物は、檻から逃げ出してあばれないように殺されます。上野動物園で本当にあった、3匹のぞうの話。
池田SGI会長が“希望の大空へ飛び立つ”少年少女たちに贈ったメッセージ。「みなさんには、自分にしかできない偉大な使命がある」と語りかける。
小学校でのいじめから逃げるように、少年はおじいさんの働くスリランカへ。日本とは余りに違う環境に戸惑いながら、彼はたくましく変わっていく。
“復興なんてできるのだろうか?”みなの不安な気持ちを励まし、負けない心を育んでくれた、ひまわり。その種は世界に広がります。
本当のしあわせとは?しあわせにはなにが必要?しあわせはどこにあるの? 2人のきょうだいは、答えをさがす冒険の旅に出る。